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【大人のストリートファッション】と音楽カルチャー

音楽好きにはファッション好きが多い、そしてまた逆もしかり。

巷でよく言われる『音楽はファッションじゃない』という言葉の意味は、「身にまとって着飾るために音楽を聴くなよ」的な意味合いだと思うんだけど、今回の話はそういう話ではない。

昔から、『音楽やストリートカルチャーとファッションは、とっても密な関係性だったんだ』という歴史をリスペクトしつつ見て頂きたい。

■ストリートファッションってそもそもなに?

【ストリートファッション】とは、その名の通り『ストリート=街中』で発信・流行するファッションのこと。簡単にいえば、『街の中のカルチャーが自然発生的に流行りを生むファッション』。

各ブランドはシーズン(春夏:SS、秋冬:AW)ごとにブランド側から発信するコレクションによってトレンドカラーやトレンドアイテムを生み出します。一方で【ストリートファッション】は、音楽やスポーツといったその時々のカルチャーのトレンドに敏感なもの。

ブランドが仕掛けたトレンドに左右されず、”今の流行り”にくくられればある意味それはストリートファッション、ってことになります。

■音楽やスポーツカルチャーが、ストリートのムーブメントをつくる

SNSが当たり前になった近年では、ストリートファッションの”流れ”が世界中で同時発生的に起こっているのが面白い。

昔の人から考えれば、世界規模で多くの人たちが「同じカルチャー・同じアイテムを時差なくほぼ同時に愛して楽しむ」というのはまるで奇跡のはず。同じ日本の中でさえ、渋谷を中心に生まれた”流れ”が広く浸透するには時差があったというのだから。当時は『ストリートやクラブなどの人溜まりで盛り上がるカルチャーは、音楽や雑誌を通じてじっくり愛されていった』っていうのも、今から見れば”昔っぽくて”かっこいい。

今では、アーティストがInstagramで動画をアップすればその音楽が注目され、居る場所は聖地になり、着ているファッションはたちまちブームになる。ダンサーがステップを踏めば、世界中でそのステップや振りつけが流行って、コーディネートまで真似をする。芸術家が絵を描けば、デザインは洋服になる。

昔から音楽とファッション、スポーツとファッション、アートとファッションは切っても切れない存在ということなのです。